【サンデーブランチクラシック】
ヨーロッパは夏の訪れを感じる季節になりました。日中の強い日差しは、肌がチリチリと焼ける感覚を覚えるほどです。
先月のコンチェルティーナ銀座でのリサイタルは、民族音楽をテーマに、ドヴォルザーク、シューマン、グリーグの隠れた名曲を演奏。同じ会場、同じプログラムで1日2回の公演でしたが、湧き上がる曲へのインスピレーションや、ピアニストの實川風さんと紡ぐ対話が同じになることはありません。ライブ演奏は一期一会だということを改めて実感しました。
さらに、お客様との距離が近い空間での演奏は、音楽を直接手渡しするような感覚で、反応もよりダイレクトに伝わってきます。会場いっぱいに広がった皆様の笑顔に、大変勇気付けられるコンサートでした。
今月はサンデーブランチクラシックにて2公演。
23日はチェリストの内田麒麟さんと、音楽のバイブルであるバッハ、ユーモア溢れるラヴェルのデュオ、そして超絶技巧のピアソラのグランタンゴのプログラム。
30日は1年ぶりのアレグロ・カルテットで、ブロッホ、チャイコフスキー、メンデルスゾーン。今年も熱い演奏をお届けします!
日曜日の午後はぜひ渋谷にお出かけください。
皆様にお会いできますのを楽しみにしております。